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まちづくり委員会では、支部事業である、まちづくり活動の一環として、今までに「まちづくりデザインコンペ」、「青森知るくロード探検」など、青森市のまちづくり活動を市民と共に行ってきました。
そこで今年度は、青森市内に新しい住宅街、新しい道路が整備されつつある今日、ただ単に、「あそこの○○がある通り」「あそこの角を曲がった通り」と言う表現ではなく、これを機会に道路に名前をつけ、地域の住民が自分達の住んでいる所に親しみをもっていただき、街をきれいにしてもらい、一人でも多くの方にまちづくり活動に参加してもらいたいという考えがこの企画の始まりです。
平成12年5月 対象道路の選定開始
まず、道路の選定にあたり、「ある程度人通りの多いところ」「比較的新しい道路」「周辺に住宅街がある事」などを条件に、みんなで話し合った結果、浜舘~自由ヶ丘までの通り{正式には、自由ケ丘21号線、浜舘27号線、虹ケ丘1号線というそうです。(市役所 道路課より)}を選びました。
平成12年7月 作品募集
古舘町会、浜舘町会、コスモス町会、あおやま町会、虹ケ丘町会、自由ケ丘町会の町会長さん、付近の商店さんの御協力をいただいて、地域住民の皆さんを主に対象とし、募集のチラシを配布しました。又、青森市役所にもチラシを置かせてもらい、東奥日報にも掲載していただきました。
平成12年9月28日 応募作品の審査会
募集の結果、青森市内外合計263名の方々から作品をいただきました。又、浜舘小学校の児童の皆さんからもユーモアにとんだ名前をたくさんいただきました。
そのようなたくさんの作品の中から厳選なる審査の結果、6作品が選ばれました。
ノミネート作品
- レインボー通り
- 浜舘大通り
- 浜自大通り
- ひまわり通り
- ふれあいロード
平成12年11月11日 いよいよロードネーム最終決定!
付近住民の皆さんにチラシを配布し、一般投票できるように投票券をつけました。 同時に、小学生親子を対象とした「知るくロード探検隊」を募り、投票権を与えると共に、通りをウォッチングしてもらい、グループに分かれて自分達が求めている街並みを地図に表現し、発表してもらいました。親子で共同作業をする事により、コミュニケーション形成の場にもなったように感じます。
ノミネートされた方々にも会場に来ていただき、審査員も交え最終投票を行い、開票した結果、「ひまわり通り」が総投票点数221点中、67点獲得し見事当選しました。
当選者
- 新谷 ケイ子さん
- 境 龍也くん
- 濱舘 美里さん
- 工藤 奨平くん
- 角田 優季さん
以上5名のみなさん、おめでとうございました。
平成13年5月12日 ロードネーム除幕式の開催
住民参加による一般投票及び最終選考会を開催した結果、おかげさまで『ひまわり通り』に愛称が決定し、かねてより計画していた看板設置に至りました。
そこで、佐々木 誠三青森市長をはじめ、地域住民の方々に集まっていただき、看板除幕式を開催いたしました。当日は、天候にも恵まれ、たくさんの方々にご出席いただき、佐々木市長と町会代表、「ひまわり通り」命名者の子供達に除幕をおこなってもらい、小さいながらも、ひまわりをイメージしたかわいい看板がその姿を表しました。
又、佐々木市長より「ひまわりの種」を、当日出席していただいた皆さんと各町会にいただきました。
青森市からの表彰状
これらの一連の活動について青森市から表彰されました。
今後も住民参加のまちづくりを、専門家である建築士が支援し、地域住民と共に盛り上げる事により、より住み良い青森を目指したいと思います。